TOEFL対策を砕いて説明ーいかにスコアを稼ぐか

こんにちは!ヨッシーです。

アメリカの大学に留学するとなれば、
誰もが経験するのが、
このTOEFLですが、
一体どのようなテストでしょうか?

前回は簡単な概要だけこちらで説明させていただきましたが、
今回はテスト形式とその対策方法について詳しく、砕いてまとめました。

TOEFLの申し込み方法はこちらでまとめています。

テスト形式

まず、TOEFLは
4つのセクションに分かれます。

・Reading
・Listening
・Speaking
・Writing

各30点の計120満点です。

学部に入るための点数は
学校によって違いますが、

低いところだと61点、
高いところだと78点ぐらい要求されます。
この必要点数は学校のウェブサイトを見るか、
メールで問い合わせが必要になります。

1つずつ説明していきますね。

Reading

一番最初のテストはReadingです。

このテストでは
制限時間60分以内に、
各700語前後の文章問題を3題、解きます。

各文章には12-14問、の問題があるので
全部で36-42問といことになりますね
これを60分で解かなければなりません。

文章では学術的なことがお題になります。
芸術だったり、科学だったり、歴史だったりしますが、
答えは全部、文章中にあるので
文章を読めば答えが見つかります。

ほとんどの問題が選択問題で、
4つの選択肢から正解を選びます。

問題形式を以下にまとめました。

・同義語問題ー文章中の単語と同じ意味の単語を選ぶ問題
・指示語問題ーThatとかTheyが何を指しているかを当てる問題
・文言いかえ問題ー下線がひかれた文と同じ意味の文を当てる問題
・内容一致問題ー正しい内容が説明してある文を当てる問題
・内容不一致問題ー間違った内容を説明している文を当てる問題
・文挿入問題ー与えられた文を、相応しい行間に移動する問題
・要約問題ー長文全体を要約する3文を7文の内から選択する問題
・カテゴリ問題ー文章中で説明された複数のワードをカテゴリに分類する問題

この説明だけですと、実際よくわからないと思うんですが、
実際に文章問題を試してみると、
分かりやすいかと思います。

こちらに、いい感じの練習問題のリンクを張っておきました。
少し時間があったら試してみてください。
答えもついているので。

Readingの対策を説明していきます。

目標点数がもし最低の61点の場合、
このReadingセクションから少なくとも、
15点は欲しいはずです。

そのためには、
同義語問題から点を失わないことが大切です。

この問題は例題にもあるように、
長文1つにつき、3~4問は出題されます。
つまり、これだけ完璧にするだけでも8点ぐらいは取れることになります。
後は7点取れば、目標ラインを達成することができます。

なので、TOEFLに出てくる単語を単語帳を買って対策しましょう。
もしくはこのweblioのリンクにある単語を全部覚えてしまうのも手です。

本当にガチな他の問題形式の対策もまとめたいですが、
かなり長くなるので、
こちらは後日アップします。

注意事項としては、テスト中のペース管理に気を付けたほうがいいです。
各文章を20分で終えるペースがベストです。
20分を過ぎてまだ終わってない場合は、
次の文章に行ったほうが良いです。

もう一つ、注意事項なんですが、
まれに長文が4文出題されることがあります。
この場合は制限時間は20分増えて、80分になります。

リーディングは以上になります。

Listening

2つ目のテストはListeningです。

Listeningの難易度はTOEICより高めで、
会話や教授によるレクチャーを聞いた後に、
問題に答えるという形式です。

30点満点で
制限時間は60分、

2つのセクションに分かれています。

1セクションの流れとしては、

会話を聞いて、5問答え、

レクチャー1を聞いて6問答え、

レクチャー2を聞いて6問答える

といった感じです。

2セクションなので、
これをもう一度繰り返します。

各セクションに30分の制限時間が与えられるので、
計60分という事になります。

この制限時間は
問題を解くための回答時間制限なので、
会話や講義を聞いている最中はタイマーは進みません。

問題の形式は基本的に4択問題で、
以下のようなものがあります。

・推論問題ー話し手の内容から、正しく推論された選択肢を選ぶ問題
・テーマ問題ー正しいテーマを選ぶ問題
・詳細問題ー詳細について正しく説明されている選択肢を選ぶ問題
・発言の意図問題ー話し手の意図を正しく説明している選択肢を選ぶ問題
・カテゴリ問題ーアイテムをカテゴリに分ける問題

などなどです。

これもいまいちやってみないと、
分かりづらいはずなので

練習問題のリンクを下には当ておきますね。
>>リスニング練習問題

これはyoutubeのリンクなんですが、
実際のテストと全く同じ形式だったので、
いい例になるかと思います。

ここから対策について説明していきます。

Listeningでは
当然のことなんですが、
英語を聞き取れないといけません。

最初は
単語はちょくちょく聞き取れるけど、
文章としては何を言っているのか
頭に入ってこないという人が多いはずです。

これを克服するためにお勧めしているのが
一点突破リスニング法です。

これは1つのコンテンツを
全部聞き取れるまで、聞き続けるという方法です。
スクリプトを最初は見ながらでも構いません。

100回ほど聞くと、スクリプトを見なくても
文章が頭に入ってくるようになります。

この文章が頭に入ってくるという感覚が大切で、
その感覚を鍛えるために
この方法がお勧めです。

僕が100回聞いたのはSteve Jobsの演説で、
字幕もついているので
もしよければ、試してみてください。
>>スティーブジョブスのスタンフォード大学での演説

この一点突破集中方を終えた後は、

実践的に、TOEFL対策用の
音声を聞いていきましょう。

下にテスト問題の音声ファイルを張っておきました。
有効活用してくださいね。

Listening Test1:

Listening Test2:

ネット上にもたくさん練習教材があるので、
テスト前には、毎日聞いてしっかり対策してください。

Speaking

リスニングとスピーキングの間には、
実は休憩時間が設けてあり、

その間に、
持参したスニッカーズなどの携帯食料で
エネルギー補給ができます。

ここからはSpeakingのテスト内容と
対策を説明していきます。

Speakingは対策の仕様がかなりあるので、
きちんと対策を行えば、
点を稼ぎやすいセクションです。

テストの際には、
紙と鉛筆が与えられ、
メモが取れるようになっています。
これが重要になってきます。

Speakingでは
全部で6問の質問をされます。

問題形式を下にまとめます。

1問目:あなたにとって問題
2問目:どっちがいいと思う問題
3問目:文を読んで、会話を聞いて、まとめる問題
4問目:文を読んで、レクチャーを聞いて、まとめる問題
5問目:会話を聞いて、まとめる問題
6問目:レクチャーを聞いて、まとめる問題

問題名を勝手につけすぎてしまいましたが、
内容をこれから細かく説明していきます。

1問目:あなたにとって問題

1問目では、あなたに関する問題が聞かれます。

例を挙げると、

あなたが一番好きな本や、
あなたが一番尊敬している人、
あなたが訪れたい場所、
あなたにとって一番印象的だったニュースなどです。

問題例をあげて対策を説明していきます。

Q1: Talk about a difficulty you have overcome in your life. Describe the experience and say why it was difficult to overcome.

このような問題が出題されます。

この問題が読まれてから、
15秒間だけ考える時間が与えられ、
45秒の回答時間が与えられます。

限られた時間内に、
回答を考え、理由も準備しなければなりません。

英語がスラスラ出てくる人なら、
充分な時間でしょうが、

そうでない人は、
以下のような方法を取るのをお勧めします。

まず問題が読まれている間に、
メモに問題文のYouをIに、yourをmyに変えて、丸写しします。

The difficulty I have overcome in my life was (that)

そして15秒間で、
答えを思いついて、
理由を2個準備します。

そしてメモにそれを書きます。

High school club activity  (部活)
1,wake up early  (早起き)
2,sports and study at the same time (文武両立)

こんな感じですね。
英語でメモが難しいという方は、
日本語でさっと書いてしまうのもありです。
時間が15秒間しかないので、さっとまとめて
後は頭の中で文を想像します。

そしてこのメモを使い,回答します。

The difficulty I have overcome in my life was high school soccer club.
There are two reasons why I would think so.

First,in every morning, 
I had to wake up 6 in the morning every day because of a morning practice,
I was a kind of night person until I started the soccer club.
So, it was pretty hard to wake up, 
but eventually I became able to wake up early after that.

Second,it was so hard to study and play sports at the same time.
For me, focusing on two separate things at the same time was hard to maintain.
But, since I had to, I became able to.
And the experience became great benefit in my life 
because I became able to make a schedule and balancing out those. 

These are two main reasons why the soccer club was the difficulty I have overcome.

こんな感じになります。
理由がしっかり答えてあれば
点を稼ぐことができます。

2問目:どっちがいいと思う問題

この問題はその名の通り、
どっちがいいかあなたの意見をきかれます。

例題をまずはのせますね。

Q2: Some people think they can achieve more when they are with other people. Others think they are more productive when they are alone. What is your opinion? Explain why.

このようにこの問題では、2択が与えられ
自分の意見を選びます。

1と似ているので、
同じくメモを取り、
理由を2つ準備します。

制限時間は1問目と同じく、
考える時間が15秒、回答時間が45秒です。

I would think that people can achieve more when work with other people.
There are two reasons I would think in that way.

First, they are more likely to stimulate each other when they work together.
If people work alone, usually they get tired at some point, 
but by working with several people, they would be more energetic on the object,
and able to focus on more.

Second, they can dived their work. 
So simply the amount of work for one person would be less.
When they have to deal with a big project, 
it is impossible to get done the project by just one person.
So it is necessary and better way to work with others.

These are the reasons why I think in that way.

あまりいい例ではないですが、こんな感じで話せれば割と点はとれます。

3問目:文を読んで、会話を聞いて、まとめる問題

ここからは形式が大きく変わります。

まずは文章を読まされます。
この文章が表示されるのは、40秒間だけなので
メモをしっかり取っておきましょう。

そのあとに、その文章に関連した会話が流れます。

こちらが例題になります。

Part 3.6 - Group Work
The geology department is aware of the problems surrounding of group work,
and its unpopularity among students.
We realize that in some cases students do not contribute 
and thus gain marks they do not deserve, 
while stronger students are frustrated at being held back by weaker students. 
Similarly, it is very difficult for tutors to award marks for group projects, 
as it is unclear who is responsible for each part.
However, the department feels that there is a great deal to be gained from group work, 
in terms of self-organization and communication skills. 
To this end, we plan to introduce a system whereby the group work itself is not formally assessed, 
but each student will undertake an individual piece of work based on the group project, 
which will be designed to ensure participation in the project.

この文章の中には大学の変更点が必ず書かれていて、
それをメモしなければなりません。

この文章の場合は、
赤文字で書かれている部分がその大学の変更点にあたります。

なのでこれをメモしましょう。

次に1分間ほど、
その変更点についての会話が流れます。

その会話では必ず男女のペアになっていて、
そのうち一人がその変更点について語ります。

男性の場合はMと、メモし
女性の場合はWとメモしましょう。
片方が主に話し、
もう片方は、相槌だけなので
片方のいう事に集中しましょう。
リスニングが幾分楽になります。

次にその人が変更点に賛成か反対かをメモします。
賛成の場合は〇、反対の場合は✖といったかんじです。
それから理由を2つ説明するので、
それをメモします。

M:〇
1:理由1
2:理由2

30秒間のシンキングタイムの後に、
60秒の回答時間が与えられます。

こちらが問題のリンクになります。

探せば、たくさんネット上に練習問題があがっているので、
何回も色々な問題を練習してみてください。

簡単なテンプレを使いたい場合は下のテンプレをお勧めします。

According to the reading material,
The geology department (university)decided to~
In the conversation, the man agrees with the idea.
There are two reasons why he agrees with it.
First~
Second~

~の後にメモった内容をつけ加えてください。

4問目:文を読んで、レクチャーを聞いて、まとめる問題

4問目はかなり、3問目に似ていて、
同じく、文を読んで、リスニングをしてから
まとめて話すんですが、
会話の代わりに、大学の講義の内容になります。

最初に40秒かけて読む文章も、
そのレクチャーのトピックに関連した文になっています。

その40秒以内に、重要な部分を同じようにメモしてください。
レクチャー内で教授が
トピックに関する具体例を2つあげるので
それをメモします。この具体例は名詞である場合が多いです
もしくは “To” を使って動名詞でメモするといいかもです。

簡単バージョンのテンプレートを下に貼っておきます。

According to the reading material,~
The professor is explaining about~
He used two examples for~
First,~
Second,~

こちらが問題のリンクになります。

考える時間が30秒でと回答時間は60秒です。
3問目と同じですね。

3、4問目ではリスニングとリーディングが含まれているので、
その2つがしっかりできていないと、回答すらできません。

特にリスニング力をしっかり同時に鍛えましょう。

5問目:会話を聞いて、まとめる問題

5、6問目は3,4問目にすごく似ています。
ただ、リーディングがどちらとも無くなって、
リスニングとスピーキングだけになったバージョンって感じですね。

この5問目では男女のペアが悩み相談をします。
1人が悩みを話し、
もう1人がアドバイスを2つあげるといった感じです。

悩みを話している方を最初にメモします。
男性ならM、女性なWですね。
それからその横に、悩みの内容をメモします。

次にアドバイスを話しているほうを
M、Wと書き、2つのアドバイスをメモします

M:can’f focus on study
W:1. quit the part time job
2. study at the school library

こんな感じです。
この5問目では、そのアドバイスの内どっちがいいかを
選び自分の意見も話すことになってます。

なのでテンプレートはこんな感じになります。

In the conversation, the man is having a trouble that (with)~
And the woman gave him two suggestions to the problem.
First suggestion is to~
Second one is to~
In my opinion, the first one is better way rather than second one.
Because~

5問目のリンクも張っておきますね。
>>こちら

6問目:レクチャーを聞いて、まとめる問題

最後の6問目を説明していきます。

この6問目は4問目とほとんど同じになります。

ただリーディングがないだけです。
同じテンプレを使って構わないです。

The professor is explaining about~
He used two examples for~
First,~
Second,~

6問目の練習問題のリンクはこちらです。

注意点

スピーキングのときの注意点になるんですが、
回答はヘッドホンについてあるマイクを使って行われます。

この時に声が小かったり、濁っていると、
採点側が聞き取りづらくなってしまします。

なのでなるべくマイクは近づけて、
クリアで聞き取りやすい声で話すことを意識しましょう。

スピーキングは以上になります。

Writing

ここからはライティングの説明をしていきますね。

まずライティングは2つのセクションに分かれます。
1つ目は、Integratedと呼ばれ
2つ目は、Independentと呼ばれています。

どちらもテンプレを使って挑むのが得策です。
最低文字数というものがあって、
それを超えていないと減点されるので、
文字数を稼げるテンプレがおすすめです。

制限時間はIntegratedが20分
independentが30分です。

ここからは分けて説明していきますね。

Integrated

Integratedといのは統合されたという意味ですが、
つまり、この問題には
ReadingとListeningも含まれています。

250文字ほどの文章をまず最初に
3分の制限時間が与えられるので読みます。

そのあと、その文章を批判する意見を2分ほど聞きます。

これを225文字以上でまとめて書く形になります。

最初にメモの取り方を説明していきます。
最初のリーディングですが、

僕はメモを取らない派です。

僕をメモを取らない理由としては、
この文章を後からも見れるようになっているからです。
それよりはその後のリスニングに備えるために、
3つある要点をしっかり把握します。

この3つの要点に対応して、リスニングでは批判してきます。
これをしっかりメモしましょう。

主張:
1:要点1に対する批判
2:要点2に対する批判
3:要点3に対する批判

このメモと下のテンプレートを使って、
あとは書いていきます。

In this set of materials,
both the reading passage and the lecturer discuss
about various aspects regarding ~ (トピック)
The lecturer argues that~ (主張)
This costs doubt on the reading passage's claim that~

Firstly, the lecturer explains that~ 1
This contradicts the reading passage's point that~

Secondly, the lecturer insists that~ 2
This opposes the reading passage's assertion that~

Thirdly, the lecturer mentions that~ 3
This rebuts the reading passage's explanation that~

To conclude, the lecturer challenges the idea 
in the reading passage on account of the reasons mentioned above.

以上がintegratedのテンプレになります。
これだけで約100文字稼げるので、だいぶ楽になります。
これを覚えて、あとは実際に書いてみましょう。

例題はこちらです。

しっかりメモできれば、あとは簡単です。
結構、点を稼げますよ。

Independent

ここからはindependentの方を説明していきます。

このindependent形式ではお題が出題され、
それについて300文字以上で書きます。

お題は
・Do you agree or disagree with the following statement? Use reasons and specific details to support your answer.
Some people believe X. Other people believe Y. Which of these two positions do you prefer/agree with? Give reasons and specific details. 

上記のような感じで、意見に賛成か反対か、
もしくは2つから1つを選びます。

例題はこちらです。

155問の例題トピックが載ってますよ。

このセクションではテンプレートはそこまで役に立たないんですが、
一応、載せておきます。
個人によっても好き嫌いがあると思うので、
ネット上から、自分の好きなものを見つけてください。
もしくは、自分で作るのもありですね。

Some people often say that~
However, in my opinion, ~
There are two reasons why I think in this way.
I would like to explain these reasons by using specific examples.
First of all,~
This is because~
For example,~
On top of that, ~
This is because,
For example,~
These are main reasons that ~

こんな感じです。

ここでポイントなのは、例を使うと文章が比較的書きやすく、
文字数を稼ぎやすいです。
積極的に、For example を使っていきましょう。

勉強するならこの本!

まとめ

いかがでしたか?
これからTOEFLを勉強するぞという方に書いたものなので、
より高い100点とか目指している方には向いてない記事かもしれません。
余談ですが、僕の昔のルームメイトがマレーシア人だったんですが
TOEFL、117点だったみたいです。
世界は広いですね。
それではまた。